レジリエンス2
★池江選手のお手紙ではレジリエンス1で挙げたAPAの10項目は具体的にはどのように実践していったらよいのでしょうか?
先日、水泳の池江璃花子選手が以下のような手紙をファンの方々に公開されました。拝読させていただき心より感動いたしました。同時にレジリエンスの観点からも本当に素晴らしいと感じ、僭越ながらご紹介したいと思います。
以下池江選手のお手紙です。(文中に上記APAのレジリエンスのを築く要素をあてはめてその個所に英文を挿入)
公式ホームページより
(https://www.rikako-ikee.jp/message_94297hgwru2487yjr29895jjhr89quh0.png)
2月から入院生活をし、約10か月の月日が経ちこの度退院することができました。
辛くて長い日々でしたが、皆様からの励ましのメッセージを見て、早く戻りたいと思うことができました。応援してくださった方々や関係者の方々、そして家族には感謝の気持ちでいっぱいです。➡Make connections Take decisive actions
入院中、抗がん剤治療で吐き気が強いときや倦怠感もありましたが、そんな時はとにかく「大丈夫、大丈夫、いつか終わる」と自分を励まし続けました。➡Avoid seeing crises as insurmountable problems Maintain a hopeful outlook
オリンピックを目前に控えた中、突然大好きなプールを離れ、失ったものが多いのではと思った方もいらっしゃると思いますが、私は病気になったからこそ分かること、考えさせられること、学んだことが本当にたくさんありました。ネガティブ思考になる時もありましたが、まずは自分の気持ちをしっかり持たないといけないんだと思い治療に励みました。➡Accept that change is a part of living Look for opportunities for self-discovery Take decisive actions
今後の競技活動については医師と相談しながら、水中トレーニングが可能になり次第開始します。それまでは基礎体力をつけながら陸上トレーニングをしていく予定です。➡Keep things in perspective.
オリンピックについてですが、2024年のパリ五輪出場、メダル獲得という目標で頑張っていきたいと思います。➡Move toward your goals.
これからも応援よろしくお願いします。2019.12.17池江璃花子
何回も読みなおしましたが、すべての人を勇気づける本当に素晴らしいメッセージだと思います。
2020年01月08日 18:33